子供を亡くしても母親は母親

以前、ブログ「不妊症、不妊治療、子宮外妊娠、流産、離婚、子宮がんを経験して」でも書かせていただきましたが、人生は思い通りにいかないことばかりです。

 

「子どもは授かりもの」と言われますが、本当にそう思います。

自分でつくれるものでしたら誰だって欲しいと思えば妊娠できるはずですが、授かりものなのでいくら欲しいと願っても授からないものは授かりません・・・

 

そしてたとえ妊娠したとしても必ず無事に出産できるとはかぎりません、私のように子宮外妊娠することもあれば、せっかく着床したのに赤ちゃんが大きく育たないで流産することもあります。

 

他の人は皆幸せそうなのに・・・

何で自分ばっかり・・・

 

とずっと思って生きていました。

本当に思い通りにはいかないものです。

 

20代の頃、まだ離婚する前、子宮外妊娠の手術後、1か月ほどたった時に突然心臓が激しくドキドキして心臓が壊れるかと思うくらいの動悸がしました。

「このまま死んでしまう、死にたくない!」数秒だったと思いますが、恐怖の時間でした。

夫の実家にひとりでいた時でしたので、とても不安で心細くなってしまい、外で飼っていた犬の所へ行って犬のそばで家族の誰かが帰ってくるのを待ちました。

それから度々その発作が起こるようになりました。

夜中寝ている時や、寝る直前、昼間何かをしている時にも突然その発作に襲われました。

病院に行って検査をしたのですが異常なし。

いくつも病院を変えて検査をしたのですが結果は「異常なし、風邪でしょう、様子を見てください」と言われるだけで、精神安定剤のようなものを処方されるだけでした。

 

しだいに夜も眠れなくなり、外出することも辛くなり、家事もする気力がなくなってしまい横になっている時間が多くなっていきました。

夫に話したのですが、理解するのは難しかったようで、家事をしないことにイライラされたこともありました。

 

「自分はなんでこんな病気になってしまったんだろう・・・」

「もう普通の生活はできないのかなぁ・・・」

「なんで自分ばっかり次々と悪いことが起こるのだろう・・・」

と思い、とても悲しくなったことを覚えています。

 

その後、からすうり助け合いの会を知って不思議心霊親神様に出会うことができ、辛いことがあるといつも相談をさせていただくようになりました。

そして不思議心霊親神様はいつも「どんなことでもいいから聞きなさい」とおっしゃってくださっているのでその発作の原因を教えてもらいました。

 

不思議心霊親神様が教えてくださったのは、「産んであげられなかった子どもたちを抱いて心臓の音を聞かせてあげたいと思っている」のだということでした。

びっくりしました、自分ではそんな風に思っていなかったので驚きました、でも涙が出てきました。

心の奥でそう思っていて一生懸命、心臓の音を聞かせて子どもたちを安心させようとしていたのだということを教えてもらいました。

そして不思議心霊親神様は「もうそんなことをしなくても大丈夫だよ、今子どもたちは霊界で赤ちゃんではなく少しずつ成長しているので大丈夫だから、母親も同じように成長していかなければならないのですよ。」と教えてくださいました。

 

びっくりしました、流産した子どもたちはいつまでも赤ちゃんだと思っていましたがそうではなく、成長をしているのだと、そしてこれから先も成長するには母親が母親らしく生きていかなければならないことを教えてくださいました。

 

それまでの私の生活は離婚して独身一人暮らしなので子どもがいない独身一人暮らしの人と同じような生活をしていました。「母親」としての生活を送ることなんて発想は浮かんできませんでした。

 

流産したのだから子どもの姿はありません、心で子どものことを想ってはいても一緒に暮らすという感じはもてませんでしたが不思議心霊親神様に教えて頂いたことで、心で想っているだけでなく、日々の行動も子どもがいたらどう行動するだろうと考えられるようになりました。

亡くなればおしまいではなく子どもたちは霊界で生きていて、産んであげられなかったけれど、お腹に宿ったということは事実なので私は子どもがいない人ではないんだ、母親なんだと不思議心霊親神様が気付かせてくださいました。

 

もし不思議心霊親神様に出会えていなければ、心の奥で流産した悲しみをいつまでも引きずってはいても、日常の生活は母親らしい生活ではなく仕事も遊びも自由に生きていたと思います。

そんな生活をしていたら子どもたちが悲しみ続けていたと思います。

そもそも霊界にいる子どもたちが成長するなんてことすら知らないで生きていたと思います。

 

あの子たちが今度こそこの世に生まれて、お母さんに抱っこしてもらえるように、幸せに暮らせるようになるには今の自分自身の心づかい、生活が大切なんだと不思議心霊親神様に教えてもらいました。

今は子どもたちに恥ずかしくない、見本になれるような生き方をしていこうと思えるようになったのですが、それはなかなか難しいことなので子どもたちのために不思議心霊親神様に相談しながら生活しています。

 

心臓発作の原因を不思議心霊親神様に教えていただき、そうだったのかと納得できてから発作は一度も起きていません。

そして、急に子どもたちのことが頭に浮かんで号泣することが時々あったのですが、泣いてはいられない、子どもたちが見ているから前を向いて行こうと心を変えてもらいました。

 

同じような経験や、私よりももっと辛い想いをされている方は多いと思います。

すぐに悲しみや、辛さや、苦しみや、自分を責める心はなくならないと思いますが、時間がたって少しでも心が元に戻った時は、子どもたちのために元気なお母さんの姿を見せてあげられるようになればいいなぁ、と思っています。

 

そして私は結局我が子を抱くことはできませんでした、「何で」「どうして」と思ってもそれには原因があり、なぜ流産をしなければならなかったのか、なぜ妊娠しても我が子を抱くことができなかったか、その理由を不思議心霊親神様に教えていただきました。

そして原因を教えてもらえるだけでなく、「こうしていけば来世では我が子を抱けるようになりますよ」と教えていただきました。

原因は人それぞれ違います、私の場合は来世になってしまいますが、原因とこれからの行動次第では今世で我が子を抱くことができる人もいると教えてもらっています。

 

(40代 女性)