今から15年程前のことです。
引っ越しをしたときに不思議心霊親神様に土地の浄霊祈願をしていただきました。
新しい土地で、何事もなく、幸せに暮らせますように・・・
と、自分のことを思ってお願いをしました。
御祈願をして頂いて分かったのですが、その土地には戦で切腹したお殿様と負傷した大勢の家来のお侍さんや、子供さんもいたのです。
それを聞いたとき、私は怖くなり
「すぐに引っ越ししなくちゃ!」
と思ったことを今でも覚えています。
しかし不思議心霊親神様が教えて下さったのはそうではありませんでした。
そんな土地だから引っ越しするのではなく、そのような土地に住まなければならない私にも縁があり、誰を頼りにしていいのかわからず苦しんでいるお侍さんたちがどうか早く助かり楽になりますように親神様どうか助けて下さい。
と想うことを教えて下さいました。
私はハッとしました。
そういう考えがあるんだと、怖いのではなく早く楽になりますようにと、思いを向けることを教えてもらいました。
ハッと気付いたときから怖いという思いは消えました。
それからは教えて頂いた通り、お侍さんたち早く助かりますようにという思いで不思議心霊親神様に何度か浄霊祈願をして頂いたり、毎朝自分のご先祖様へお線香をあげる時、一緒にお侍さんたちのことを思いました。
4年が経ち、また別の土地に引っ越すことになったのですが、引っ越ししてしまったらお侍さんたちはどうなってしまうのか心配だったので不思議心霊親神様にお聞きしました。
切腹したお殿様の奥様がお礼を言って下さいましたが、まだまだ助かっていない人たちが大勢いるので、これからも想いを向けてくださいと教えて頂きました。
あれから3回引っ越ししていますが、どこへ引っ越ししても不思議心霊親神様に教えて頂いた通り、あの土地のお侍さんのことを想っています。
またその都度引越し先の土地の浄霊祈願をお願いしました。
私はこの土地の浄霊で、見えないけれど、年百年もその土地で苦しんでいる人(魂)がいることを不思議心霊親神様に教えて頂き、そして自分のことを思って逃げるのではなく、その方々一人一人に早く助かりますようにと心を向けるということを教えていただきました。
そして不思議心霊親神様はこうも教えて下さいました。
「人様を想うことができるようになれたなら、あなたも人から想っていただけるように変わってくるはずでございます」と。
自分のことを1番に考え、人を想う心が足りない私だからこそ、あの土地に住むようになったのではないかと今は思います。
(40代女性)