不思議心霊親神様の教えの中に
「助け合いと感謝」
という教えがあります。
その教えは次の通りです。
ある体育教師の方のお話です。
スキー場で転び、首の骨を折り、お医者さんから生涯寝たきりか、
車椅子の生活で現場復帰は無理でしょう。と言われました。
毎日死ぬことしか考えない日々が続きました。
本当は死にたくない、生きていたい、
でもどうして生きていいのか分からずに苦しみました。
そんな時、眠れない私に看護師さんが
「睡眠薬を持って来ましょうか」
と声をかけてくれました。
今思えば私のこをと考えて行ってくれたのですが、
当時の私は反発しかありませんでした。
すると看護師さんは私の気持ちに気づき
「私はあなたによくなって欲しい、あながた大切、
私にできることがあったら何でも言ってください」
と涙を流してくれたのです。
はっとしました。
この人だったら「助けてほしい」
と言えるかもしれない。
「助けて」と言っていい人だど気づいたのです。
そこで初めて涙が溢れてきました。
そして人は、「あなたが大切」の一言で頑張れることを知りました。
「あなたが大切だ」と言葉で言わなければ、相手に気持ちは伝わりません。
それから私は、自分の気持ちを言葉で伝えようと決心しました。
人の命が喜ぶ生き方をしたい、
具体的にどうしたらいいのか、
それが「五つの誓い」でした。
- 口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう。
- 耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
- 目は人の良いところを見るために使おう。
- 手足は人を助けるために使おう。
- 心は人の痛みがわかるために使おう。
これは入院している時に自分を助けてくれた方達がしてくれたことです。
今でも右手に麻痺があります。
でもこの右手は私にとって宝物です。
自分でできないことがあったら助けてもらえばいい、
今ではそれに気づかせてくれたこの事故に感謝しております。
初めてこの教えのお話を聞かせて頂いた時、
私はとても温かな気持ちになりました。
そして今の自身の言動を反省し、次のことに気づいたのです。
私は今、子育ての真っ只中にいます。
子供たちを相手に日々の忙しさにかまけて「口」は叱ったり注意をしたりすることに多く使い、「耳」は子供たちの話を最後まで聴ききれず、聞き流してしまうことが多くありました。
また子供たちの良いところよりも、出来ていないところや、直して欲しいところに「目」が向いていたこと、「手足」は人様に向けられず、自分や家族のことばかりに使っていたこと、「心」もまた自分のことに精一杯で、人様に優しい温かな心が向けられていなかったことに気づき、はっとさせられました。
私は「口」「耳」「目」「手足」「心」を自分の考えや思いを押し通そうという身勝手な方ばかりに使い、その人のことを思い、行動する思いやりのある温かな心がなかったのです。
そしてこの教えを主人にも伝えたところ、主人も感銘を受け、今ではこの不思議心霊親神様からの尊い教えの一つである「五つの誓い」は我が家の大事な教えの一つになっております。
子供たちがこの「五つの誓い」を書き出してくれたので、壁に貼り日々確認しています。
我々人間は、自分の欲などが優先し、身勝手な方向に進んでしまいがちですが、不思議心霊親神様は、物事の本質や人間としての大切な心について教えて下さり、心を修正してくださいます。
ぜひ多くの方々にこの尊い教えを知っていただきたいと思います。
(40代 女性)