病は「家迷い」

人間の肉体に現れる「やまい」の姿は、多くの場合、その家庭の中にも現れ、家業をはじめ、様々な事情となって行きます。



家族のうちひとりでも病気になったら、悩みや苦しみはその人だけに止まらず、周囲の人全体の悩みとなります。



なぜなら看病する人の苦労も一通りではないからです。



体にも負担がかかり、今までの生活リズムも看病の為に変えなくてはならず、また治療に必要とする金銭のために生活がひっ迫することもあります。



このような状態が続けば続くほど、家庭内の雰囲気が暗くなり、家が迷った状態になってしまいます。



一人が病気になった結果、家全体も病にかかってしまうのです。