お墓とは、亡くなられた方が入る場所です。
生きている方に家があるように、亡くなられた方の家がお墓なのです。昔は今みたいな墓石を用いたお墓ではなく遺体を土の中に埋めて埋葬していました。亡くなられた方が自然に還る、ありのままの姿がお墓のかたちでした。昔も今も変わらないことは、お墓の前で手を合わせご供養を行うことです。
この世とあの世の区切りとして、また故人様が生まれ変わりの修行が始められる場所がお墓です。今は多種多様な埋葬の仕方がありますが正しい埋葬はお墓にはいることです。散骨・分骨または遺骨を自宅に安置されている故人様たちは、何にも聞こえない、どこにいるのかわからない、聞こえてこないし、響かない、真っ暗なところにいると不思議心霊親神様に教えて頂きました。生きている人達に帰る家があるように、亡くなられた方々にも落ち着いた場所・家が必要なのです。
亡くなられた方の証(塔婆など)を作り、ご先祖様・故人様が安心して、修行を始められる場所(お墓)に埋葬することが、残された私たちの大事なお役目でないでしょうか?