塔婆とは、お墓の後ろに建てる縦長の木の板のことです。
本来は、塔婆は仏塔(お釈迦様の墓)のことを意味し、庶民には石塔の墓を建てるような土地も財産もなかった時代、亡くなった先祖のしるしとして塔婆を建て供養をしました。
塔婆の板の上部にはキリこみがあります。キリこみには五つに分けられており、そこには「空・風・火・水・地」五輪の意味が記されております。この五つは自然を意味しており、すなわち人は亡くなると自然に還るということであります。
私たちは法事やお墓参りで塔婆を建て供養をします。塔婆はただの板きれではありません。亡き故人様・ご先祖様へ生前の感謝の気持ちを形にするためです。一周忌・三回忌などの年回忌法要を行ったという証となり、お墓参りに来た際の供養の目印となるのです。
ご先祖様は塔婆の前で、子孫の者達が手を合わせる姿を見て、とても嬉しい思いになると、不思議心霊親神様に教えて頂きました。塔婆があるおかげで、子孫の者の姿が見え修行を頑張ろうという気持ちになるとも教えて頂きました。塔婆を建てればいいではなく、ご先祖様への感謝の想いと霊界で修行に励んで頂きたいという想いで塔婆を建立し、手をあわせて頂きたいものです。