いじめにあって自死した若い女性の思い

「どうやって亡くなったのですか?」

 学校で皆に嫌われ、いじめをうけていました。

 社会に出てもどう思われているのか怖くて、

 言われた事、やられた事が頭の中を巡って

 引きこもりになり、命を自らたちました。

 

「苦しい所はありますか?」

 身体は苦しくないけど、今は自ら命を投げ

 出した事を後悔しています。

 

「ご両親は?」

 母は私が部屋の隅にいても知らん振り、

 父はどなってばかりでした。

 

「いじめた人たちに言いたい事がありますか?」

 沢山あるけど、その時はそんな気力もなく、

 自分の中に自分を押し殺してしまったから

 こうなってしまった、と後悔しています。

 

「何か伝えたい事はありますか?」

 私みたいな人はもっと自分の気持ちを外に

 出して欲しい。

 怒鳴るとかではなく、思いを出して欲しい。

 外に吐き出していれば、こんな事にならな

 かった。

 是非、大勢の人に同じ様にならない様に

 私の事を伝えてほしいです。

 来世は強くなって生まれ変われる様に

 修行します。

 

 

~この女性の想いを聞いて~ 

私の息子も22歳でなんの前触れもなく自死してしまいました。

今までそばにいた人が突然消えてしまった悲しみで、夢と現実を行ったり来たり。

現実を突きつけられると、苦しくて苦しくて後を追いたい気持ちになり、外に出るのも人に会うのも嫌で暗闇の世界にいるようでした。

なんで私がこんな目に合うのか、なんでこうなったのか、何がいけなかったのか、 何であの時ああしたのか、何で助けられなかったのか・・・と残された親、兄弟、家族は堂々巡りの地獄の日々が続きます。

 

神も仏もないと。

でも、神様はいるのです。

 

親神様に息子の気持ちも教えて頂きました。

死んでも息子に会う事はできない。

私の気持ちと息子の気持ちは同じで、謝れば息子も謝る。

悲しんでいると息子も苦しいし、前を向けば息子も前を向けると。

いつも一緒にいて、見守ってくれていると。

 

そして、供養することが残された人のお役目。

亡くなった人は、心しか見えないそうです。

温かい真心を向けられると、その温かさに包まれ、一番の供養になると教えて頂きました。

 

過去ばかり振り返り、自分を責め続け、堂々巡りの苦しい日々が続きましたが、10年が経ち、悲しみは消えませんが、今は親神様のお陰で心を前向きにして頂き、家族と共に元気に過ごしております。

 

死にたい人と何故か死んでしまう人がいるそうです。

本人の寿命や先祖や親がしてきた行いなど原因は様々で、一つではないそうですが、何でこんな事が起きたのかその原因も親神様は少しずつ教えて下さいました。

 

死んでしまったらやり直しが出来ない事が一番辛かったです。

生きていれば何度でもやり直しがができるのです。

どうか心の中を吐き出し、強くなり、生きてやり直してください。

 

そしてご家族で苦しんでいる方、苦しみはなかなか消えませんが、少しずつ心が楽になって、亡くなった方と共に前に進める様に、心の中を親神様に吐き出し、相談して欲しいと思います。