亡くなられた方は葬儀の後、火葬され遺骨をお墓に納めます。
これを「納骨」といいます。現代では様々な方法でご遺骨を安置し、納骨への考え方が大きく変わってきています。昔は亡くなられた、そのままの姿でお墓に埋葬(土葬)されていました。しかし現代のように、遺骨を分けて納める「分骨」、粉末状にした遺骨を山や川に還す「散骨」が増えてきています。また故人の遺骨を自宅に置いておくということもあります。しかしこの方法では、故人様にとって正しくないのです。なぜ遺骨を分骨・散骨してはいけないのか、不思議心霊親神様に教えて頂きました。
〇私たち人間として産まれてきた時、この身体は一つであり、頭も手も足もついていました。だからこそ産まれてきた姿形で返すことが、道理です。
〇遺骨を分けて納めるということは、身体をバラバラにして還すことであり、来世、身体のどこかの部分が欠けて産まれてきてしまう可能性があるという事です。
〇骨を分散して納めた故人様は真っ暗な中でフラフラとさ迷っている状態にあるという事です。
愛する人の死はとても悲しく辛いことであります。しかし、残された遺族が故人の遺骨を身勝手にしてはいけません。故人様は、葬儀でこの世との未練を断ち切り、来世に向かっての準備を行うのです、そして四十九日忌法要後、墓に納めて、はじめて修行が始められるのです。亡くなられた故人様がいち早く修行がはじめられるようにすることが残された遺族の役目ではないでしょうか。
今までこの身体を使わせて頂いた事に感謝をし、その姿でお墓に納める。これが正しい埋葬の仕方です。